大人の発達障害 ADHD アスペルガー PDD 高機能自閉症

軽度発達障害(凸凹)とは

  • 人との距離がとりにくい
  • 感情が激しやすい
  • 人の気持ちがわからない
  • 環境に適応するのが難しい
  • 忘れっぽい
  • 計画性がない・・・

などの特徴を持つ人の多くが、軽度の発達障害(凸凹)を持っているという事実は、臨床家の多くに知られています。

脳がつかさどる情報処理能力が万遍なく発達している人はいませんが、多くの人は生得的な能力のばらつきを補いながら生活をしているのです。

しかしながら、このばらつきが大きすぎる場合、勉強をしたり、集団生活をしたり、企業で働くとき、あるいは生活すること自体に支障が出てきます。
この、ばらつきの大きい人たちを指して、軽度の発達障害(凸凹)があるといい、現在では軽度発達障害(凸凹)を持つと思われる子は、小さいころから特別な支援をしていく必要があるとの考えから、幼稚園や保育園の時代から、様々な支援を受けています。

生得的な情報処理能力のばらつきは、将来にわたってその特徴は薄くはなっても、完全になくなるということはありません。
従って、なるべく早期に自分の脳の特徴を知り対応していくことで、生活をしやすくするとともに、「二次障害」を防ぎ、更には持っている能力をより伸ばしていくことが大切なのです。

もうすでに大人であるあなたは、もしかしたら、
自分はダメだ、能力がない、努力ができない、だらしない、キレやすい、ほかの人とは違う、などと思っているかもしれません。
これが「二次障害」といわれるものです。

軽度発達障害(凸凹)のために、小さい頃から、「わかっているのにできない」ことが多く、周りから、努力が足りないからだ、能力がないからだ、などのフィードバックを受け続けてしまった結果の、自己イメージの低下なのです。

当センターでは、相談、検査、対応の検討などを通して、皆様がご自身の情報処理の特徴を理解し、生活に工夫していく、周りに効果的に働きかけることなどにより、より生活しやすい環境を作り、持っている能力を発揮し、皆様が豊かな生活を送られるようにお手伝いをして参ります。

主な大人の発達障害(凸凹)

1)ADHD(注意欠陥/多動性障害)

「不注意・忘れっぽい・じっとできない」などの症状が小児期に目立つようになりますが、成人になっても、その40〜80%の方において症状が継続すると言われています。
海外の調査では、症状が小児期だけではなく、成人になってもみられる「大人のADHD」が成人の2〜7%いるとの報告もあります。

以下のような、脳の機能不全が原因であるといわれています。

①前頭葉の不活性
行動・感情のコントロールがしにくい
情報を分解・統合、吟味する時間が非常に短く、感情に直結

②ワーキングメモリ
一時的に記憶をメモしておく作業台が狭いために、記憶が上書きされる

③実行機能の障害
しなければならないことはわかっているのに、それができない

注意集中そのものが苦手な人もいますが、集中してしまうと他に注意を向けることが困難な人(過集中)の人もいます。

片付けられない人、ギリギリにならないと取り掛かれない人、

多動性のみられない、ADDというカテゴリーに分けられる人もいます。

2)ASD(自閉症スぺクトラム障害)

3分野にわたる障害をもつ人たちの総称 (健常者までつながっている連続体)
3分野(社会性、コミュニケーション、想像力と創造性)にわたる障害をもつ人たちの総称で、健常者までつながっている連続体を示しています。
自閉症、アスペルガー障害、広汎性発達障害など、3分野にわたる障害(凸凹)を持つ人たち全てを含む概念です。

3分野が阻害されると、人は以下のような特徴を示します。

  1. 人とのかかわりが苦手 対人距離がつかめない(近づきすぎたり遠すぎたり)、人の表情やTPOをつかみにくい、話が一方的になる。 言葉を字義通りに受けとってしまい、言外に含まれる意味を汲み取れない、自分の思いや感情、考えなどを適切に表現すること、人の気持ちを汲み取ることも苦手です。
  2. 感情のコントロールが苦手 刺激に反応しやすく感情を爆発させやすい人たちと、感情を抑えこんでしまう人たちがいます。二次的にうつなどの気分障害を併発しやすいのはこのためです。
  3. 環境への適応が悪い 新しい場面や人、急な予測不可能な変更などの変化に、臨機応変に適応することがうまくできません。自分のやっていることを途中で妨げられることも苦手です。規則性や秩序を極端に重んじる場合もあります。
  4. 問題解決、決断をするのが苦手 ものごとの細かい部分に着目してしまうことが多いために、物事を相対的・体系的に見ることが苦手です。混乱してしまう、自分なりの思い込みで判断してしまう傾向があります。
  5. 感覚の問題がある 知覚が非常に敏感な人と、鈍感な人がいます。 タートルネックが着られない、ザラザラしているものに触りたがる、そっとさわれるのが苦手、乗り物に酔いやすい、ブランコや滑り台が苦手、縄跳びができない、などの場合があります。
  6. あいまいさが苦手0か100、白か黒が安定した状態ですので、あいまい(グレー)は不安定で苦手です。物事に例外があることを受け入れるのに抵抗があることもあります。
  7. 不器用 小さい時から体を使う事が苦手で、不器用です。大人になると、体育で困る事はなくなりますが、物にぶつかったり、食べこぼしが多い等があります。


社会で見られるASDは、以下の2タイプです。

①アスペルガー障害(AS)
3分野にわたる障害の特徴は濃いのですが、言語の発達の遅れがないタイプです。ASDの中では少数派になります。

②特定不能の高機能広汎性発達障害(PDD−NOS)
3分野にわたる障害はもっていますが、それらの傾向は非常に薄く、健常者とは見分けがつきにくいタイプです。現在はこのタイプがASDの多くを占めていると言われています。

【ASD(自閉症スぺクトラム障害)の分布】

ASD(自閉症スぺクトラム障害)の分布

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